■ ID
| 1209 |
■ 種類
| 学会発表 |
■ タイトル
| 分子間相互作用から見たスギ花粉アレルゲン物質の変性可能性
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■ 著者
| 王青躍
埼玉大学大学院 森田淳
埼玉大学大学院 ?秀民
埼玉大学大学院 仲村慎一
埼玉大学大学院 呉迪
埼玉大学大学院 孫楊
埼玉大学大学院 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター 中島大介
(独)国立環境研究所 鈴木美穂
埼玉大学大学院
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■ 出版元
| (社)大気環境学会 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| 第51回大気環境学会年会、平成22年9月8日 |
■ 抄録・要旨
| スギ花粉アレルゲンであるCryj1は、塩基性タンパク質であり、アミノ酸のチロシン残基を16個有している。このチロシン残基は、生体内反応によりニトロ化され、ニトロチロシン残基となり、この残基を含むタンパク質が免疫反応を引き起こすとされている。都市部では、汚染大気中のNO2ラジカルによりニトロ化されたCryj1を吸引する可能性が高いことから、スギ花粉症の有病率が増加したことが推測される。
そこで、本研究では、Cryj1の変性を調査するため、表面プラズモン共鳴法により、汚染大気に接触したCryj1と、その抗体との結合速度を調べた。その結果、汚染大気に接触したスギ花粉アレルゲンは、タンパク質の変性を引き起こし、Cryj1とCryj1モノクローナル抗体との分子間相互作用に変化を引き起こした可能性が考えられた。
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